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髭のshinjiさんからのレポートです
■日時|1999年8月17日
■場所|千葉県 平砂浦
■天気|
■風向|
■釣果|潮子(21cm)一匹 メッキ(16cm〜21cm)十二匹
髪の長い少女は小さな声で呟いた
『あの髭をたくわえた叔父様の投げる白い仕掛けは魔法なの だってあの叔父様が投げると 必ずお魚がくわえてくるんですもん』

1999.8.16
10:00
『なんでこんな時間なんだろう?俺は今日朝マズメに平砂浦で青物狙いで釣りしてる予定じゃなかったっけ? どうしてこんな時間まで寝てるんだ?』
寝過ごしたため平砂浦での釣行を翌日に延期とする
23:00
自宅を出発 愛車NOAHのハンドルを握る
かれこれ何度目の挑戦だろう ここまで釣れないのに まだ釣りに行くかな?これを釣り馬鹿と言わずして何を言えば良いのか・・・
1999.8.17
02:00
南房パラダイス前の駐車スペースに到着
平日と言う事もあり駐車している車はいない
夜明けまで時間があるので 一眠りすることとした
02:30
白浜方面から ゆらゆらと異常に遅く走る車がこちらに向かって来る 車種は黒塗りのベンツ 私の後ろに止まった。『なんだこいつ? サーフボードも持ってないし 釣りと言う雰囲気でもないし 不気味だな』
03:00
飲み物を買いに車を動かす ついでに駐車場所をグランドホテル下とした。結局この移動は大正解であるが この時は不気味なベンツから離れたい気持ちだけだった
04:15
空が紫に染まり出す
ロッドを二本握りしめ海岸へと向かう
このグランドホテル下には十台近い車が止まっているが ゴルフ客とサーファーだけなのか 海岸には誰も向かおうとはしない
04:30
見渡す限り海岸には私一人 サーファーも釣り人もいない 平日釣行の良さはこんなところにある
取り合えずルアーロッドにソフトルアーを付けヒラメ・マゴチを狙う
05:30
魚信が全く無い かといってサーフトローリングをやろうにもナブラはたっていない 煙草をくわえ思案する
06:00
知らない内に私の右側は数十人のサーファーが小さな波を奪い合うようにしている 私が釣っている場所は流れ込みであり良い波が立っている 彼等にこの場所を譲ろうと思い 川を渡渉し場所を左側に移動することにする。『さてどうしたもんかな・・・(-。-)y-゚゚゚したら取り合えず弓角でも投げるか』
06:30
渾身の力を込め投げ込む『ふん!』と声が出る
本当は『アマゾ〜ン!』と叫ばなければいけないのかも知れないが それをやったらサーファーが怖がって逃げてしまう(あっ!良いのか それはそれで)25号負荷4.05m投げ竿に20号スキップバニー(フロート)とパールホワイトの弓角を付け投げ込む 着水とともにミドルリトリーブ
グングングン!!『何か掛かった?』上げて見ると何も付いていない
再度投げ込む PE4号のラインで私の技量では80mほどしか飛ばない
グングングン!『何か居る?』しかし掛かっていない
『波って こんな感じだっけ? いや違うこの感触は去年大洗で縞アジを掛けた以来だ』
06:45
今回は着水後すぐにファーストリトリーブとする
グングングン!ガン!!『ヒット!』
投げ竿が軽くお辞儀をする 青物系は口切れするので波に合わせて寄せる。そいつは最後の最後まで抵抗してきた そしてそいつ正体は『カンパチ! いや潮子!』上がって着たのは21cmの潮子である
『おまえか さっきから悪戯していたのは しかし一匹の訳は無い』活き締めもせずクーラーに叩き入れ 直ぐに弓角を投げる またしても魚信 今度上がってきたのは同じサイズのメッキ こいつもクーラーに叩き入れ 再投する その後は面白いように魚信があるが 針掛かりが悪い しかし 何匹か上げるうちにコツが分かった
現在のこの場所のこの時間では 波が立つ場所が二つある 一つは足下から20m〜30m先の場所 もう一つは70m先のところである 波が立つ場所は魚が集まるかけ上がりになっている そしてさっきから魚が掛かるのは70m先の波が発生するところのみである 且つ又 波が発生前後には魚信は無く 引き潮と押し潮が平衡し穏やかになった時のみ魚信が起きるのである 理由は波が発生した時にリトリーブすると弓角がおかしな動きをして魚が違和感を覚える為であろう
そこで 投げる時はいつでも良いが リトリーブするのを波が穏やかになった時だけとする事にした するとどうであろう 百発百中でアタックがあり半分の確立でヒットする
07:30
面白いようにあった魚信は全く無くなった 理由は時合いが終わったためか 疲れた体で80mの距離が投げられなくなったせいか・・・(私のPEは船用であるため10m単位で着色されており飛距離が簡単に分かるのだ)
少し休憩を取り 再度投げるが70mの波のところまでしか届かない ここでは駄目なのである あと10m投げなければ・・・
08:00
睡眠不足と疲れた体にムチをふるい何度か80m先まで投げるが 結局追加したのはメッキ一匹 クーラーの中身を数えて見ると潮子が一匹とメッキ十二匹。『まあ これで良しとするか』
肥満し病魔に犯された体から出た汗は数リッターに達しているのであろう フラフラな足どりとゼイゼイ言う喉と共に駐車場所に戻った
着ている服は大雨に打たれた様にびしょ濡れである ついていないのは財布の中身に小銭が無いことである これでは自販機も使えない
しかし 捨てる神あれば拾う神あり 目の前のサーファー相手のシャワー場管理のおねいさんが現れた 訳を話しお金をくずしてもらい冷たいお茶を購入する事が出来た ついでにシャワーも使わせて頂きかき氷も頂いた(勿論お金はお支払いしましたヨ)
08:45
体も気力も回復したので 帰宅の途についた

こんな良い釣果に恵まれた釣行は久しぶりである しかしお盆明けの平日だと言うのにサーファーが多いのには驚いた これでは休日は釣りにならないであろう お互い譲り合っていきたいものであるが ここまで絶対数が多くては難しいのが現状かな・・・
ちなみに メッキのお腹はアミでパンパンに膨れていました 何匹かのお腹にはアミに混じって小魚も見受けられましたが
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