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pingさんさんからのレポートです
■日時|12月16日(日)AM6:30〜PM3:30
■場所|木更津沖提A提手前
■天気|
■風向|
■釣果|アイナメ22〜25cm×3尾、カレイ12・23cm×2尾、
      ハゼ15cm〜22cm×8尾、小メバル放流少々
やどろく伝記所属木更津沖提班の第一回記念釣行と意気込んで出かけたが、見込みの甘さを露呈する結果となった。
AM3:30、のむさん宅に到着道具を積んで高速を乗り継ぎ、市原ICで降りてかずさやで朝食を取る。
本日の作戦と小泉内閣の特殊法人の改革案について、豚汁&丼飯をかっ込みながら意見交換する。(笑)
さらにとしまや弁当を経由して宮川丸に到着、○一釣具で餌を買っていれば内房釣行朝のグランドスラム達成なのだが・・・と前置きの長い釣行記は、釣果が今ひとつというのが定番になりつつある。(T_T)

店内がルアー船のお客さんでごった返す中、何とか受付を済ませて船に乗り込んだ。
釣況を聞くと『アイナメはA・B提がへチ(でも)、C・Dが前打ちで出ている』とのことなので投げ釣りもしたかったのでA提の手前に渡った。薄明の中準備をして、まずはラパラCD9を数投げしたりテクトロしたりしてみたが反応がなさそうなので、投げ竿を外側に2本投入。へチ竿に赤イソメ餌で針上2cmに3Bのガンダマを打った仕掛けで外側のへチを探っていくと、すぐ25cm位のアイナメが出たが、アタリがあっても針に乗らなかったり、小メバルだったりで調子にのれない。のむさんは、胴付仕掛けやブラクリで同じようにへチを攻めているがやはり反応がないと言っている。外側に投げた竿は根掛り・・・どうも感触からして刺し網か何かのようである。
そんな中、未明からルアーを投げていた青年が立て続けに70cmクラスのシーバスを3本上げた。
目の前をと通り過ぎようとしたとき『凄いね!』と声をかけると、ちょっとはにかんだような笑顔で『今日はあたってます!』と興奮を抑えた声が返ってきた。のむさんと僕には刺激的過ぎるデモンストレーションだった。

一向に我々の投竿は動かないので、外側から内側に一本チョイ投げの竿を移した。直後その竿にアタリ!20cm近い抱卵したケタハゼが掛かった。『内側だよぉ〜』と全部の竿を内側にチェンジするとポツポツだがカレイやハゼが掛かるようになった。時は既に昼近くとなり、ポカポカとした陽気とビールも手伝って、座り込んで釣り談義に花が咲く。遠くには真っ白に雪を抱えた富士山が雄大に鎮座し、快晴の空を旅客機が陽光を煌かせて飛んでいく・・・そんな風景を肴に談笑していると時間があっという間に過ぎてしまった。

午後1:00頃、『さて2時頃上がりますか?』と言いつつへチ釣りを再開・・・すると直後に1尾22cmのアイナメが上がる。のむさんも『アタリがあるが乗らない』と言っている。『さて?じあいか?』と思ったとき、重たくもたれかかるようなアタリが竿先に出た。聞き合わせた直後、真横に3m位走られた。2週間前と同じ戦慄が走る。なんとかついて行き、その生物の真上の位置に来たとき一気に底へ走った。急なテンションの変化に親指が反応しリールが逆転する。次の瞬間『シュッ・・・』っという感触と共に静寂が戻った。同時に、『ああぁ〜〜っ』と思わず情けない声を出してしまう。『針がすっぽ抜けた…』。のむさんは死を宣告された重病人を見るような眼で僕を見ている。姿も見せずに中年男を弄んだ彼女はやはり本命だと考えたい。この後のむさんも同じ経験をしたらしい。顔見せ程度はしてくれた良心的な?娘だったようだが、やはり手を触れることはできなかったそうだ。そう、水面でばらしたそうです。

その後、午後3:30頃の納竿までに何とか1尾追加したが、ここまでとなり帰りの船に乗った。船を待つ間、マダコを釣りに来ていた船長にゆっくり話を聞く事ができた。それによるとアイナメは、『まだまだハタキ(産卵)に入っていないのでもうしばらくは釣れ続く、磯竿に軽めのブラクリで堤防の基礎石の穴を攻めるのが有効、C提では型のいいのが3〜4本上がった』とのこと。と言いながら1キロほどのマダコを出して見せてくれた。
そのとき、すぐ後ろでルアーロッドにブラクリパワーショットで釣っていた人に37〜8cmのアイナメがヒット!さっと立ち上がった船長が隣の人の玉アミを借りてさっと掬う。
のむさんと眼を合わせ『磯竿にブラクリかぁ・・・C提かぁ・・・』とうなだれていると、迎えの船がきた。
富士山を望む西の空が紅く燃えるのを眺めながら、二人の中年男はリベンジを誓うのだった。FIN(^^)
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