やどろく伝記 やどろく伝記みんなの釣行記2002>黒兵衛の釣りボケ日誌(その13) 平目のアラは捨てないで〜
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黒兵衛さんからのレポートです
■日時|12月29日(日)AM
■場所|大原沖、水深20〜30m(ここをクリックするとお魚が出てきます)
■天気|晴れ
■風向|北西。夜明けは風弱く凪、昼前からうねり3m
■釣果|平目 52cm(1.4kg)、49cm(1.2kg)、40cm
 元々29日に計画していた仕立てが成立せず、10月の解禁以降2kgを頭に順調に釣れていると言う平目好きの仲間に電話して直前(2日前)に急遽平目乗合に合流。

 朝4時半に大原港に到着。冬の夜明けは遅くまだ港は暗闇の中。5時頃になると港のあちこちで釣船に灯がともり出航の準備が始まる。船中釣客は11人。小生は左舷中に釣り座を構え、竿受けをセット。竿の先には、トリプルタイプの孫針仕掛け、船長の指示で捨て糸の先には80号の錘。5時半に出船、キャビンで極寒の強風と飛沫を避ける。航程20分で太東寄りの大原沖水深30mに到着。

 いつものように潮を一なめして、餌入れの大型バケツに海水を汲み上げ、生きイワシを4匹放り込む。夜明けとともにイワシをすくい、親針に鼻掛け、孫針を背ビレの後ろに付けて投入。底は砂地だ。船は横流し(縦流しより釣果に偏りが少ない)、潮が早いので、あちこちでお祭りが頻発。左舷は船下に竿先が引っ張られる。出来るだけお祭りを避けるため、錘を一気に底まで落とす。船長によると、潮が澄んでいるので朝方が勝負とのこと。

 艫左舷で外道の50cmクラスのホウボウが続けて上がった後に、ミヨシ右舷で平目が上がり出し、船中活気付く。右舷右隣でソゲクラス、続いて左隣でもソゲ。小生には当たりは有るが、合わせのタイミングが悪いのかなかなか針掛かりしない。船長の先程の言葉が気になる。

 船が場所を変えると、あちこちで平目が上がる。そして、ついに...小生の竿にガツガツと明快な当たり、合わせのタイミングを計っているとイキナリ竿を引き込んだ。スナップで合わせて、針掛かりを確認すると、後は一定のテンションでゆっくりとリールを巻いた。重い。船長のタモ入れで無事に上がって来たのは、写真の大物だった。

 しかし、8時を過ぎると潮が止まり食いはパッタリ。船長が4度、5度と場所を変えるが好転せず。日はかなり昇って来た。晴天、澄み潮には条件がきつい。9時ごろ船長が10分程沖へ船を飛ばして移動し(頭から飛沫を被って)、根混じりの水深20mで再開、しかし当たりは全くない。根掛かりで錘をロスト。捨て糸を太くして60号の錘で仕掛けをセットし直し底から一巻きで待つ。平目は来ない。来ない。来な〜い

 と、小生が用を足している間に、置竿にしなりが。船長から「こ〜ればらしちゃっちゃぁ、船長泣かしだがね〜」と言うプレッシャーと衆目の中、チャックを開けたまま(もちろんちじこまったラッキョはちゃんと片付けて)何とか無事タモ入れ(^^ゞ。移動しようとエンジンを掛けていた船長の「ここで、もうちょっとやってみるべ〜」との号令で、船中目つきが変わる。そして、またあちこちで平目が上がり始める。潮が弱く、食いは渋いので早合わせは禁物、じっくりと餌を食わせるように、との船長の指示

 小生はイワシがちょっと弱っても餌変えせずに再投入し、弱ったイワシをイメージして底から1〜2巻きをルアーのフォーリングのようにゆっくり上下させて、3尾めをGET。再度、コンブが点在する場所に移動するが、北西の風とうねりが強くなり、11時過ぎに沖上がり。船中0〜6尾、大物2.9kg、外道はホウボウ、マハタ、マトウダイなど。船から上がって、船宿で昼食に混ぜごはんを頂いて帰った。女将さんによると、これからが平目の本格的なシーズンで、油も乗って益々美味くなるとのこと。

 【帰宅後】 久々に出刃包丁の登場です。平目は肉厚で、中骨からエラに向かって入れた包丁がギトギトになるほど油も乗っていて、刺身・縁側・ムニエル・昆布絞め、とお正月まで美味しく頂きました。尚、平目のアラは非常に美味ですので捨てないでください。特に中骨で作ったスープは絶品ですので、是非やってみてください

 【作り方】 土鍋一杯に湯を沸かす。中骨を5枚に下ろした後の身が骨の間に少し挟まっている状態で生のまま放り込む。暫く30分〜1時間程中〜弱火で煮込むと、スープが薄黄色くなってくる。3cm程の棒状に切ったネギを1本分青いところまで入れ、更に煮込む。最後に少量の塩で味を調える。そのまま飲んでも美味、ラーメンや雑炊にしても逸品です
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