やどろく伝記 やどろく伝記船舶免許取得奮戦記>1級
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熟練技じゃのぉ〜
さて、今日も元気に薬を飲むぞ!ゴックン。うえぇ〜、マジィ〜。
実習3回目あたりからは、狭っこちい水路でコマゴマとした操船を練習する。

その名を”その場回頭””離岸/接岸”という・・・
”離岸/接岸”はその名のとおりわかると思うが
”その場回頭”とは、船の位置をかえずに180度向きを変えるというもの。
なぁ〜んで、そんなの簡単じゃん。
と、思っているあ〜た、世の中そんな甘くないんじゃい!
許される切り返しは3回まで!水路の幅は50Mくらい!お船の重さは13t!
これで180度回転してビタァーっと元の位置に止めにゃあいかんのよ。
やってみればわかるけど難しいでっせぇ。

でも、あっしは意外と好きだったんよ。これ。
1回目で、あれま!の100点満点の出来。人間最初が肝心なんだねぇ。
”離岸/接岸”だって、うまいもんよ。
「接岸目標かくに〜ん!接岸準備ねがいまぁ〜っす!」
って言うと、一緒に乗っとる教習生がフェンダーを出してくれます。
がっははは!本物の船長はんになった気分じゃのぉー。
30度くらいの角度で目標に進入し、途中でニュートラに入れて惰性走行するっしょ、
そんでもって、手前10mくらいで岸と平行になるように舵切るわけよ。
あとは、目標物が自分の真横にきたとき後進かけてストッピ!かんぺき!
ひゃ〜、あっしってどぼじでこんなにじょーずなの?

ほらほら、あっしの操船に見とれてないで、次の人やって次の人!
ちっちっち、ダメダメそんなんじゃ。
ほれ!はよぉニュートラ入れにゃあぶつかるってぇーの!
ほらほら!あー!舵切れ!ドカンッ!!!・・・
あ〜あ〜、傷つけちゃったぁ〜。教官殿によると3人目だそうな・・・
こうして楽しい(?)実習の日々は過ぎていった。
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