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去年以前の情報 2000/02/26・27
情報提供:梁川@排水溝通いさん
写真○ 26日(土) 午前11時半〜午後5時  排水溝です。

 釣り場に着いて最初に交わした挨拶が「寒いですね〜〜〜〜〜。」そう、この寒さには正直まいりました。そのためか、釣り人は20人程度と何時になく空いておりました。雪が舞い始めた午後1時過ぎには、帰宅する人も数人現れました。
午後2時頃に浮き釣りの人に50センチ級の黒鯛が釣れ、その直後にフッコ及びボラを共に浮き釣りの人が釣ったのがこの日に目撃した魚のすべてでした。

私は、寒さに耐えつつ日没近くまで粘りましたが「当たり皆無」でした。

実は冬の間、私の釣果は殆ど期待しておらず、このレポートで、初心者の方を
想定したここでの釣り方・・・等を書こうと考えておりましたが、蓋を開けてみ
れば、本人も驚く「好調」でなかなか書けませんでした。お奨めシーズンになる
前に少しずつでも書いていきます。・・・・・と、いうことで、

<排水溝入門講座>
第1回 「釣り場としての排水溝を科学する。」

私の職場の若者との会話「そんな、汚いところで釣ってるんですか?」
{え〜〜〜、汚い???}「だって、排水が流れでるところでしょう。」
{・・・・・・・(絶句)}
このレポートを読んで頂いている方にこのような認識の方はいない・・・とは思
いますが、
火力発電とは石油燃料を燃焼させ、発電機を動かすものです。主用部分が金属で
作られた燃焼動力装置には「冷却装置」が必要です。身近な自動車をイメージし
て下さい。水を媒体とし、冷却しております。(参考ですが、自動車用ガソリン
エンジンはガソリンの発熱量の内、有効な動力として使用しているのは25%程
度だったと記憶してます。)自動車の場合、ラジエターで放熱し、水を循環利用
しておりますが、より大規模となる発電機は外部から冷却水(海水)を取り入れ
使用後は放流している。私はわが国の火力発電所(原子力発電所含む)の多くが
海岸に建設されている大きな理由の一つが、この「冷却水」の確保のためと想像
します。また、水質の問題を考えると、「水質汚濁防止法」「千葉県公害予防条
例」(上乗せ条例)及びそれらに基づく構造審査等からこの放流水に雨水以外の
排水が混ざる可能性は殆ど考えられません。

1、この放流水は冷却水として使用された後のものですから、発電機が稼動中で
 あれば、必ず温度は上昇しております。
 <排水溝周辺は他よりも海水温が高くなります。>
 ・・・・・冬でも黒鯛が深場に行かないのは、そのためです。・・・・・・

2、放流水の流れはかなり速い(大量)、そして潮の流れと衝突する・・・
 海中はさぞ速く、複雑な流れをしていることでしょう、これは人工的な要素が
 加わりますが、まさに「人口的な磯」なのです。

この2点がここを最も良く表す特徴なのです。私は多くの常連さんから「昔は良
く釣れた。」という言葉を耳にし、話しを聞くうちに「昔」が一致することに気
付きました。わが国が好景気に浮かれていた頃なのです。好景気=電力需要の増
加=発電所の稼動増・・・・納得! 稼動が増せばより特徴は増大する。


○ 27日(日)  正午〜午後8時  排水溝です。

 昨日とは打って変った「暖かさ」・・・・それだけでも嬉しい!!
私が釣りを開始した直後に離れた場所(私の好きな場所)で黒鯛(50センチ級)
が上がる。その後夕方までに黒鯛3匹(50級1、40級2)が上がる。

そんな中で私は当たり皆無、だめかな〜〜〜と思い始めた午後4時半頃に、内側
に出した竿に「こん」と1回小さな当たり、直ぐに身構えたが・・・次がこない
暫く待たされ再度の「こん」・・・続けて「こん」で合わせてのった!!
本命黒鯛(39センチ)です。やりました〜〜〜。

その後粘ってみましたが、当たりはありませんでした。
今日のレポートでご報告しなければならない変わった出来事は、なんと言っても
合計5匹の黒鯛の内、3匹は外側で釣れた・・・・ということです。
「大物は内側」のセオリーに反する、大変珍しいことです。今後の釣行で推測が
つくような原因が見つかりましたら、ご報告致します。


<排水溝入門講座>
第2回 「冬と春では何が違うか。」

一口に言ってしまえば、釣り人の選択肢が生まれる・・・・と、いうことです。
海の魚は回遊します。同じ場所に現れるのは特定のシーズンのみなのです。
ここ、排水溝で釣りの対象魚として全季節に有効なのは黒鯛くらいです。(季節
により程度は異なる)冬場の排水溝は
今年のようにメジナが不調だと、大物黒鯛のみを対象とする釣りに成らざるを得
ません。この釣りは「当たり皆無」が常識の釣りなのです。初心者に向くとはと
ても言えません。
 春になると、フッコ(セイゴ)、海タナゴ、海津、縞鯛等が釣れ出します。
つまり、当たりがグッと増えます。尚且つ、大物黒鯛もいなくなってしまう訳で
はありません。釣り人の好みに合わせ、「セイゴ、海津狙い」「縞鯛狙い」「黒
鯛狙い」・・・・がチョイスできる訳です。

当然、夏または秋にもそう言った特徴が現れます。
要はその時の状況を掴み、それに応じ、皆様の好みに応じた釣りをして頂きたい
と思います。
今後も、季節を先取りする「予想レポート」も含め、可能な限り多くの情報を提
供して行きたいと考えております。
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