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2000/11/26 |
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情報提供：梁川＠排水溝通いさん |
○ ２６日（日） 午後２時半〜午後８時半 排水溝です。
ほぼ１ヶ月前の気温・・・・と、釣行する際にカーラジオで聞きました。晴天、風無し・・・・まさに絶好の釣行日和となりました。その日和に誘われるかの如く、多くの釣り人・・・しかも、多くの竿が内側に向けられている。おお、常連達が来ている！！
しかし、釣果の方はさっぱり！！
夕方奥でメジナを目撃したくらいで、夜は「アオリイカ」狙いの釣り人が釣れないため「ギャング釣り」に変更していた程でした。そんなギャング釣りの一人が「ヤガラ」（４０センチ）を掛けたのには驚きでした。＊＊ここには実に多種な魚がいるものです。＊＊
えっ、私の釣果ですか〜〜〜、「当たり皆無」です。
ということで、久しぶりの、
＜排水溝入門講座＞
第１４回 「２０００年のクロダイ異変」
ここ排水溝の秋はクロダイ（海津級、ちん級）の越冬地（深場）への移動のための荒食い（数釣り）により始まります。その内容（私の釣果）の前年との比較は次のとおりです。
（１９９９年） （２０００年）
期 間 ： 9/25 〜 11/3 10/1
〜 11/5
黒鯛級釣果 ： ２匹 ０匹
海津級釣果 ： １０匹 １匹
ちん級釣果 ： ２１匹 ４７匹
と、なります。なお、この釣果は共に「海津級」を主目標として釣行を行った結果なのです。（私は「ちん級」の数釣りを主目標とはしません）また、他の釣り人の釣果を見ても明らかに例年と比し「海津級」の激減とちん級の増加が目立っております。
＊海津級、ちん級の生態については、９月１５日のレポートを参照下さい＊
以上の結果からの推測は、
「１９９９年に孵化したクロダイは、例年と比し明らかに成長が遅れている。」ということです。
（推測原因）
個体数が多くなった生物の集団は固体の成長が遅れる・・・・これは多くの実例で見受けられることだと思われますが、私は時間的な変化（５月時点で遅れているとは思えなかった。）及び釣れるポイント等の変化から「胡椒鯛主原因説」を支持します。
（今後の影響）
明確な影響を及ぼす異変である・・・・・と、考えます。
具体的には、１１月に越冬地へと向かったちん級（平均２０センチ）は来年の産卵期（４〜６月）に産卵能力を持つのでしょうか？私はクロダイの産卵能力は排水溝で４〜６月に釣れるサイズと７月以降に釣れるサイズの違いから３０センチがほぼ境界線になると考えております。従って先のちん級は産卵場所には向かわず、平均２３〜２４センチとなり４月中旬以降にまた排水溝に現れるものと推測します。
ですから、直接の影響は来年４〜１１月の海津（標準サイズ）の好調。１１月時点での予想サイズはほぼ３０センチに達するとみられるが、越冬サイズには至らず、２００２年の１〜３月の３５センチ級の不調となって現れると思われます。
もし、主原因が胡椒鯛によるとすれば、胡椒鯛予想（１０月８日レポート参照）と合間って、クロダイの年間特徴をかなりの精度をもって予想可能となるような気がしております。 |
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