やどろく伝記 やどろく伝記やどろく的最新情報>長浦排水溝情報
index.htmlやどろく的最新情報みんなの釣行記一緒に釣り行こうヨ堤防めぐりお魚図鑑 ろく市場ゲストブックファミリーフィッシングどんな仕掛けなの?おすそ分けのすすめ釣り人を襲う妖怪船舶免許取得奮戦記特選リンク集たまには川もネザ・自作〜自我自賛〜釣った魚の値段は?失敗しない道具選び釣り川柳選手権!ひとりごと・・・リンクについてザリガニを探せコンテンツ墓場プロフィール
去年以前の情報 2001/10/28
情報提供:梁川@排水溝通いさん
○ 28日(日) 午後3時〜午後9時  排水溝です。

 小雨です。「えっ、こんな天気なのに釣り??」という妻の言葉に反し、今日の私には全く躊躇はありません。その理由は潮時(下げっぱな)と夕まずめが重なる。私の好きな好条件が揃う。おまけに、こんな天候の中で常連を中心に10数名の釣り人が来ていましたが、私の好みの場所に入ることができました。もう、これだけ条件が揃えば言うこと無し!

まあ、しかし、、、、、これで釣果まであげたのでは、話がうま過ぎる。
世の中、そうは行かないものです。外側でちびセイゴ1匹を釣り、内側で「コン」・・・・暫くして「コン」・・・・・また、暫くして「コン」・・・・という、何とも合わせどころのない当たりが1回・・・・・これだけ・・・、っで、もう、終わりと立ち上がった途端に内側で当たりがあり、上げたのが写真の縞イサキでした。
何とも寂しい結果です。

目撃釣果は、縞チンとスズキ(65)をそれぞれ1匹のみ。
私の到着前には常連さん達に若干のちん、縞チン、メジナ、フッコの釣果があったそうです。

<来週の排水溝>
ちんや海津を狙う釣りはもう困難と予想します。排水溝にも例年より早く晩秋の到来です。私も来週から昼釣り中心にシフトし、宝くじでも買うようなつもりで大物黒鯛狙いを中心として縞チン狙いとするつもりです。

<排水溝入門講座>
第25回 「クロダイの成長速度を探る」

皆さんはご自分で釣った魚が何歳なのだろうか?と考えたことはございませんか?
正直に申しまして、私がクロダイの魚歳(成長速度)を知りたいと考えた切っ掛けは実に単純な動機からでした。「敵を知り、己を知れば・・・」の発想から、ヘボな私がクロダイを釣るためにはクロダイを知ろう!から始まり、近未来を予想するためには不可欠な基礎データの一つ・・・と考えたためなのです。
 しかし、これが簡単なことでないことに気付きました。色々調べてみても、この手のデータと出会えませんでした。(もし、ご存知の方がいらっしゃいましたら、お手数でもお知らせ下さい。)しかも、水産試験場による調査から成長個体差が驚くほど大きく、また、年により個体差とは言えない程の差があるのではなかろうかと思えてなりません。私のレポートでも去年、今年に「成長が遅いのでは・・・・」の記載をさせて頂きましたが、そうとしか考えにくいほど、同じ時季に多く釣れるクロダイのサイズが小さくなっております。

以上のような状況ではありますが、標準(多数)の成長速度が判明し、個体差範囲が特定でき、それらを年度比較することができれば、近未来の予測に多いに役立つのは明らかです。

魚の成長を知る方法として良く知られているのは「鱗の成長線を数える」というのがあります。これは、魚類は幼魚時に鱗が形成されると、その後成長しても鱗の数は変わらない。つまり、体の成長に合わせ鱗も成長する。しかも、成長は均等に進むのではなく、一般に冬は他の季節と比べ成長が遅れるため鱗の成長線の間隔が狭くなる。この間隔が狭くなるのが何回あるかを見て、この魚が何回冬を通過したかで魚齢を知る・・・・というものである。まあ、樹木の年輪と全く同じ・・・ということになりますね。

しかし、私は、黒鯛をこの方法で魚齢判別をすることにかなり疑心的でした。理由は、
  1. 釣れるクロダイのサイズから「冬は他の季節と比べ成長が遅れる・・・・」とは考えにくいこと。
  2. 毎年1〜4月上旬は毎年大物黒鯛の釣りがピークを迎える。私はこれは産卵場所への移動を控え、そのための体力を蓄積するための荒食いと考えているが、それほどの食欲が成長の遅れとなるだろうか?
・・・・の2点です。
実は先日海津の鱗を虫眼鏡で見てみました・・・・・。私には成長線の間隔どころか、成長線、そのものが識別出来ませんでした。

そこで、地道な方法しかない・・・・との結論となった訳です。

それは、季節により多く釣れるサイズが揃う・・・に着目することです。
大変地道な手法ではありますが、多く釣れるサイズが日にちと共にどの程度変化しているかを記録し、成長度合いを割り出す。
具体的にY軸に全長サイズ、X軸に日にちで釣れたクロダイサイズで散布図を作りたい。そこから相関グラフが出来るのではなかろうか?と考えたしだいです。今年6月中旬より記録を開始しております。第一回発表は来年夏を予定しており、これをその後も継続することにより、年による比較も可能になると考えております。

私は過去に統計を学んだことはありません。
しかし、この手の統計処理を行うにあたり、サンプリングこそが最重要であることは容易に想像できます。つまり、データの基本となる釣果が「全体」を反映したものであるかを証明する困難さです。個人の釣果ではとても信憑性はでないでしょう。しかし、ここで場所の特殊性がメリットとなります。私は常に自分の釣果と他の釣り人の釣果を比較し、自分の釣果が釣り場全体の釣果を反映しているものであることをチェックしております。もし、私の釣った「ちん」と差が大きい「ちん」でも誰かが釣った場合「すみません〜〜〜計らせて下さい〜〜〜」とメジャーを持参で駆けつけております。(笑)
TOP HOME