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去年以前の情報 02/12/28
情報提供:梁川@排水溝通いさん
○ 28日(土) 午後7時〜29日午前0時半  排水溝脇です。

 実は昨日、仕事納め終了後排水溝に直行しましたが、強風と高波、それに伴う飛沫のため、釣りを断念し帰宅するということもありまして、本日は餌をたっぷり持参し、しかも殆ど無風状態といって良い状態、チャンスだ!!・・・・・単純な私の頭にはそんな発想しか出て来ない。
 しかし、私のレポートでは「そんな日に限って・・・・」が多いんですよね〜〜〜〜。(笑)

この日も私の到着前に海津、フッコ、メバル、各1匹、アナゴ2匹の釣果があったそうですが、到着後はフッコ2匹、セイゴ1匹を目撃したのみでした。そして私の釣果も写真のセイゴ1匹のみ。まあ「ボ」でなかったでけでも良かったのでしょうが、常連との会話で、「どれだけ当たりがあれば満足出来る?」の問いに「この時季は1回見れれば満足」と答えた私でしたが、「今日は満足だなあ〜〜〜」と言われ、「あんな、クロダイの可能性が無いような当たりでは、数のうちに入りません!!」
と少々我侭な発言が出てしまった私でした。

また、今回の先人は常連2名とBBSにも登場して下さった「釣り吉 けい」さんでした。私の到着前から私の話題で常連さんと和気藹々に会話が弾んでいたそうですが、「釣り吉 けい」さん帰宅後には、今度は私が常連達と彼の話で盛り上がる。
「彼は排水溝にはまる可能性がありますね。」との私の言葉に常連が空かさず、「いや、既にはまっている!」とのことでした。(大笑)

さてさて、今回のレポートの中心は次の内容なのです。

<排水溝入門講座>
第34回 「クロダイ生態調査報告 第1回」

この調査はクロダイの成長速度を調べ、その速度の年による変化を把握することにより、近未来の様子を予想出来るようにすることを目的とし、釣れたクロダイをサンプル採取と考え、時系列で全長がどう変化するかを調べ、グラフ化したものです。<図1>をご覧下さい。



このグラフY軸は釣れたクロダイの全長(単位Cm)X軸に釣れた日付で散布図を書いたものです。調査対象期間は2001年及び2002年の2年間で日付は向かって左の「12月2日」は2000年、中央の「1月6日」は2002年、右の「2月10日」は2003年となります。
当然のことですが、全長1Cm当たり、1日当たりは等間隔でとっております。
赤点は排水溝における私の釣果でサンプル数は2001年78匹、2002年100匹で、青点はBBS等でご報告頂いた方達の釣果で、サンプル数は2001年13匹、2002年120匹   総合計311匹について表したものであり、点が大きくなるほど、同日同サイズの釣果が多かったことを表しております。

当然のことですが、クロダイも時間の経過により、当然成長していくものです。ですからグラフは当然「右上がり」になる筈です。しかも、小さなものより大きなものの方が絶対数が少なくなるのが普通で、相対的に釣果が少なくなる筈です。この条件を前提に再度<図1>をご覧下さい。
「偏り」があるようには見えて来ませんか?

その偏り毎に線を入れたのが<図2>です。



この線の「傾き」こそが、平均的なクロダイの成長速度だと言えると考えます。そしてその線が複数となるのは、クロダイの孵化年の違いによるものであると言えます。よって、
水色線は1998年に孵化したもの(サンプル数が少なく無理がある?)
青線は1999年に孵化したもの。
緑線は2000年に孵化したもの。
ピンク線は2001年に孵化したもの・・・・と、言えると考えます。
 さて、ここで大きな問題が生じます。2002年に最も多くの釣果となった黄色線の存在です。これは、2000年、2001年のどちらに孵化したものなのでしょう。
 私は2001年に孵化したものである。と考えます。その根拠は起点となる2002年春に釣れていたサイズと前年秋に釣れていたサイズの比較、及び2001年春に釣れていたサイズとの対比、及び2002年に釣れたものの数の比率です。
現状では、何故黄色線とピンク線の格差が生じるのかにつきましては明確な根拠説明が困難な状態ですが、この異常さは2000年や2001年には発生しなかった、今年の最も大きな特徴です。

この2年間の違いをより鮮明に表すために用意致しましたのが、次の<図3>です。この図は私自身の釣果と頂いた情報をまとめ、赤点は2001年分を、青点は2002年分を、同様に1年の時系列に入れたものです。どうか、その違いをご覧下さい。



図1、及び図2は私がこの調査を始めるにあたり、是非作ってみたいと考えていたグラフなんです。連続する時系列の考え方、1年であえて切ることによる年の比較。やっと、公開することが出来ました。

皆様の中には、私のレポートを初めて見て頂いた方もいらっしゃることと思われます。「何て暇なことをしているのか?」と疑問を持たれた方も多いことと思われます。そんな方にあえて問いたい。「あなたの釣った黒鯛は何歳なんですか?」「来年クロダイは豊漁になりますか?」・・・・と・・・・・。
 クロダイに限らず、皆様が釣られた魚の生態は殆ど解明されておりません。そんな状態のままで、狙って釣ることが出来るのでしょうか?
学術的にも生物の生態は殆ど解明されていないのが現状です。その最も大きな原因は調査対象サンプルの入手が困難なことにあると思えてならないのです。私は素人・・・しかも、へぼ釣り士です。
 しかし、今パソコンやネットを手にし、恐らくプロの研究者が入手出来る以上のサンプル数を入手出来る可能性を得ました。ですから、このチャンスを少しでも生態解明に生かして行きたいのです。

お時間がございましたら、本レポートの「以前の情報」の「特別偏2」「02/05/25」「02/06/15」のレポートをご覧頂けますと幸いです。最近では珍しい今年の特徴を私がかなりの精度で予想していたことを解って頂けると思います。

自分がここまで来ることが出来た。今はとても嬉しい限りです。

最後になりますが、ご多忙な中で貴重なる情報の提供を頂きました、爆釣さん、サヨリストさん、海坊主さん、GOROさん、Pingさん、みやさん、間借人さん、朝介さん、S氏さん、光ちゃんさん、まおさん、木更津@銀ファレスターさんに、この場を借りましてお礼申し上げます。
また、公開の機会を頂きましたろくさん、私のレポートにアクセスして頂きました皆様にお礼申し上げます。

ありがとうございました。

<お知らせ>
この調査・集計は今後も継続致します。クロダイを釣られた折は、データのご提供方、今後もよろしくお願い申し上げます。なお、提供方法はお手数ですが、「やどろく伝記」や「サヨリ風」のBBSに書き込み頂くか、当方宛メールにてお願い致します。
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