８月６日 am5:50 いざ富良野へ！
朝食を食っている時間が無いので、お弁当を作ってもらい旅館を出発する。
宮古からフェリーの出る青森県大間までは三陸海岸沿いを行こうと思っていたが、旅館の人に聞くと絶対に東北自動車道を使ったほうが早いと言うので昨日通ってきた道を引き返すことにした。
ところで北海道へ行く中継地がなぜに宮古なのか不思議でしょ？
本当は青森に泊まる予定だったんだけど、ちょうど『ねぶた祭り』の真っ最中でどっこも取れなかったんですぅ。
そんでもって「宮古なら空いていますヨ」と言われたもんだから宮古が何処なんだかも知らずに「んじゃ、そこでいいです」となった訳なんですねぇ。
後で青森出身の後輩に「宮古って何処？」と聞くと「えっ！？宮古って言ったら岩手ですよ。及川さん北海道へ行くんじゃなかったでしたっけ？」「そうだけど何か変？」だんだん不安になってきて地図で教えてもらうと、あんれまぁ！見事に海沿いじゃない（＾＾；；
あはははは・・・。
盛岡南Ｉ．Ｃから再び東北自動車道へ入り終点の青森Ｉ．Ｃまで車を走らす。
この時点で既にam9:00を回り、どう考えても後２時間で下北半島を縦断するのは難しい状況になってきた。
そしてこの後、信じられないとどめの一発があっしら家族を襲うこととなる！！！（またガ○ンコだ＾＾；；）
トイレ休憩と飲み物を買おうとコンビニに寄り、お金を払おうとしたら、「あれっ？」後ろのポッケに入れておいたサイフが無い。車に置いてきたのかと思い車の中を捜すも無い。
青森Ｉ．Ｃで料金を払って、ここまで一度も車から降りることはなかったのだから絶対車の中に有るはずである。しかし隅々まで探してもついにサイフは出てこなかった。
多分コンビニで車から降りた時、落としたのであろう。
現金はそのほとんどを女房が持っていたので５千円ちょいで済んだもののハイウェーカード（残高４万円強）各種カード類、免許証（自動車、船舶）、印鑑登録証、定期券などあっしの全てのものがそのサイフに入っていた。しくしく・・・
中でも後スタンプ２個で１０００円分の買い物が出来たＪ州屋メンバーズカードが悔やまれてならない！苦労して貯めたのにぃー！！！（＾＾；；
大間警察署に届を出し、カード会社へ連絡している間にも刻々とフェリーの出港時間は迫る。ああぁ〜！！！
そして遂にタイムアウト（・・）不思議なものでもう間に合わないとわかると急に気が楽になり対応してくれた若いお巡りさんに、この辺で美味しいものを食べさせてくれる店なんぞを聞いたりしちゃうお茶目なあっし（＾＾；；
とりあえず予約してあったam11:30発のフェリーにキャンセルを入れ、次の便に乗れるかどうか確認を取る。
「大丈夫ですよ」ふぅ〜、良かった良かった（＾＾）
しかし次のフェリーの出港時間はpm4:10。４時間近くも時間が余ってしまった。富良野入りも夜中だなこりゃ（＾＾；；
こうなりゃヤケだ！ウニ丼食うぞ！ウニ丼！「おばちゃぁ〜ん、ウニ丼２つとマグロ定食１つとオレンジジュース２つねぇ〜」
もう知ぃ〜らねっと（笑）
函館から来たフェリーに北海道巡業から帰ってきた大相撲の一行が乗ってきた。相撲はよくわからないあっしでも武蔵丸や寺尾くらいは知っており、実物を見てちょっと感激。
そして入れ替わりにあっしらはそのフェリーに乗り込みいよいよ北海道へ。
「梨沙、北海道だよ。わかる？」「マンボウ！」息子が妹に一生懸命教えている。
「そうそう、ほっかいどお」「マンボウ！」娘は最近マンボウがお気に入りである（笑）
函館に着き道央自動車道に乗るべく長万部を目指す。
地図だと１０ｃｍくらいなのに行けども行けども目的地は遠くちっとも進んでいない。
ほっほおう〜、これがうわさに聞いていた『北海道距離感覚麻痺地獄』だな（笑）
北海道は広い。房総半島を走っているような感覚で地図を見てはいけないのだ。
苫小牧付近を走っているときに既にpm9:00を回っていたので今夜泊まるペンションに連絡を入れる。
そこで到着は午前０時くらいになってしまうことを告げると「小さなお子様もいらっしゃることですので気を付けてゆっくり来て下さい。こっちは何時になっても構いませんヨ」
おおぉー！何と言うことか！朝が早いペンション業を営んでいるというのにこの寛大な言葉！
この時あっしはサービス業の神髄を垣間見た思いがした。
あんたはえらいっ！名前も出しちゃおう！富良野のペンション『星に願いを』の奥さん、ありがとう！（＾＾）/
pm11:50 ペンション到着・・・そのままベットへ倒れ込む。 |
やどろく伝記＞憎むなら貧乏を憎め！北海道貧乏旅２,４００ｋｍ＞８月６日
