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去年以前の情報 02/05/25
情報提供:梁川@排水溝通いさん
○ 25日(土) 午後4時〜11時  排水溝脇です。

 先週と異なり発電所の2本の煙突からは水蒸気が上がっていない・・・・、何となく「不安」を感じながら釣り場へ到着。
先人から情報収集すると縞鯛2匹(30、25級各1)は上がっているが、当たりは極端に少ない・・・・とのこと。(早朝はまあまあだったそうだが、詳細不明)
私はベストポイントからは遠く離れた場所で釣り開始。当然先竿は不動!!
夕方になり、やっと小刻みな当たりに「ちびアイナメ」を上げ、「今日はヤバイ!!」の思いが込み上げてくる。夜になくと常連達のご厚意により、竿1本を良いポイントに投入させて貰うことになったが、本日の釣果は写真+セイゴ1匹(写真撮影後釣果)のみでした。

目撃釣果は縞鯛2匹(30級)、ちん、フッコ、キス、メバルを各1匹、セイゴ2匹のみでした。

自然を相手にしているんだ、こんな日もありますよね〜〜〜〜〜〜

(お知らせ)
  1. 排水溝の嘆きの壁に、ついに小さな「破壊」私のフォトコレクションページに一応写真をアップしておきます。
  2. 来週末は同窓会出席のため、海無し県に行ってまいります。従いまして、排水溝レポートはお休みです。
・・・・・だから、という訳ではございませんが、以下にクロダイの成長調査記録から推測部分が多いですが、一つの結論を書いてみました。
後日グラフを含め、集計を公開致しますが、その前に時間のある方は、よろしければご覧になって下さい。

<排水溝入門講座>
第30回 「ちん異変」

 最近(4月中旬から)釣れるちんに異変が起きております。
いや、実はこれは私にとっては「異変」ではなく、見事に予想が的中した!!と言える内容なのです。
その異変というのは、釣れるサイズなのです。私が釣ったサイズ、勿論他の釣り人の釣果も同様ですが、17〜22センチで特に多いのは20センチです。
・・・・誰ですか? そのサイズなら私も釣ったよ。珍しくも何ともないじゃ〜〜〜ないか〜〜〜〜等と考えているのは・・・・・・。それを釣ったの何月でしょうか?クロダイの成長・・・つまり時系列で考えてみて下さい。
この、現在釣れているちんは何年に孵化したものなのでしょうか?

私の過去のレポート(2002年2月16日付け)をご参照頂けると幸いです。
もし、これを2000年に孵化したものと考えると、よく釣れるサイズ(私は多数サイズ:標準成長サイズと考えております。)は昨年10月から半年間殆ど成長していないことになります。
 また、2001年に孵化したものと考えると、2000年に孵化したものと比べ、半年も早く20センチ前後に成長し、排水溝に登場してくれたことになります。

皆様はどちらだと思われますでしょうか?
私は後者(2001年孵化説)と考えております。根拠は、
  1. 釣れる数・・・・昨年、一昨年と比較し、同時期に釣れる数が圧倒的に多数であること。
  2. 多数をなす標準成長サイズが半年間殆ど成長しないなどということは考えにくいこと。
です。

昨年と一昨年は時期により釣れたクロダイのサイズに、このよう顕著な相違点は発生しませんでした。

<<結論>>
「クロダイ成長変化3年周期説」

1999年孵化、2000年孵化したクロダイは2001年孵化したものに比べ成長が半年程度遅い。こういったクロダイの成長速度変化は過去、未来を考えても3年周期で発生する。
つまり、2001年より以前に孵化して成長が早かったのは、1998年孵化でその前は1995年孵化となり、未来を考えると、2001年の次に成長が早いのは、2004年孵化であり、その次は2007年孵化となります。

この成長が早いのと遅いのはどちらが「標準」と言えるのでしょうか?
少なくとも最近の比率では1:2ですから、遅いのが標準とも言えるかと思いますが、私は原因を考えるとき、少なくとも過去においては、早いのが標準であったと言わざるを得ません。
(原因)実はこの3年周期は胡椒鯛の異常発生周期とぴたりと一致致します。最近の例で説明致しますと、最近の胡椒鯛の異常発生は1999年です。同じ年及び翌年に孵化したクロダイに成長の遅れが発生していることになります。これは多数の胡椒鯛に餌を奪われ、餌場を追われた結果であると言えます。
さて、将来はどうでしょう。これは胡椒鯛の異常発生が拡張に向かっているのか、衰退に向かっているのかを今暫く調査を続けなければ推論は困難ですが、少なくともこれから10年程度は現状で推移していくものと考えられます。

ふう〜〜〜、何とも言えぬ満足感を感じております。
クロダイ釣りに填り、釣れるクロダイのサイズから、クロダイの成長スピードに何とも言い知れぬ疑問を感じて、数年・・・・データを蓄積し、何とか自身で納得出来る結論に到達出来ました。
 先の結論は未だ多くを推論に依存しております。しかし、その推論は今後のデータにより証明されることになります。

 まず、今年の秋です。私の過去のレポートを参照して頂ければ、昨年も一昨年20センチ前後の前年孵化したクロダイが大量に釣れておりますが、今年の秋は同様サイズの大量釣果は起こらず、釣れるのはほぼ25センチ以上のサイズとなることでしょう。その結果をもって、2001年に孵化したものの成長の早さを証明したいと考え、来年は成長速度が1999年孵化と同程度まで遅くなった2002年に孵化したものの釣果データをもって証明としていきたいと考えます。

また、原因から考え、この特徴は排水溝周辺のみ・・・といった限定地域にのみ発生しているものではなく、少なくとも東京湾全域に共通した生態変化であると考えます。

今後も、「状況」「推測」「データ」を全て公開していくことをお約束致します。
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