８月８日 富良野〜帯広
今夜からは宿を取っていないので、風の向くまま気の向くままの自由旅だ。
さて、何処行こうか？（＾＾）
前日の公園がとっても気に入った息子は今朝も早くから「今日もあの公園行こうよぉー」とダダをこね始める。
おいおい、『十勝牛乳』はどーすんだよ。それ飲む為にわざわざここまで来て、サイフまで無くして・・・しくしく・・・
ここで初めて女房も口を挟んできた。「せっかく来たんだからやっぱり花も見たいわよぉー」
あぁ〜めんどくせぇ。花見たって腹が膨れる訳じゃないし、何が楽しいのかねぇ、ぶつぶつ・・・。
しかし、あまり邪険にして機嫌でも損ねたら厄介なので、みんなの意見を満足させるべく、無い頭で色々試行錯誤した結果、『昨日の公園』→『ファーム富田』→『どっかの牧場』→『帯広』というコースにした。
そこで更に女房から「ねぇ、ほんとに今夜何処にも泊まらないの？」
そーだなぁー、どっか適当なところにテント張っちゃえばいいかと考えていたけど熊に食われちゃってもシャレにならないし、下のチビもいるしなぁ〜。
しゃーない。どっか探すか。で、子供たちが公園で遊んでいる間に日本観光協会に電話をし、帯広辺りのホテルを探してもらった。そしてそこは流石プロ。一発で今夜泊まるホテルは決まり、自分の行きたい花畑も行くことになった女房はニッコニコ。
これでひとつ貸しが出来たゾ（笑）
ファーム富田へ行くと女房が楽しみにしていたラベンダーは盛期を過ぎており色あせてしまっていたが赤や黄色やピンクの様々な花（何て花だかは知らない）が咲き乱れており満足した様子。
あっしと子供たちはラベンダー味や夕張メロン味のソフトクリームを食べてご満悦（＾＾）んじゃ、次行っていい？次はいよいよメインイベントの『十勝牛乳飲み飲みツアー』だ（笑）
今夜の宿泊地である帯広に向けて車を走らせながら、適当な牧場へ寄るつもりだったがこーゆーときに限ってなかなか一般公開している牧場に当たらない。
周りは牧場だらけなのに意外と無いもんだねぇ〜と国道を走っていると『幸福駅』の標識が目に入ったので、休憩がてらちょっと寄り道。
幸福駅のあった帯広線自体は廃線になったものの、ここ『幸福駅』は観光地として生まれ変わり、今も当時のままの姿で残っている。「売ってる、売ってる（＾＾）」あっしがたしか中学生だった頃に流行った"幸福→愛国"間の切符が所狭しと並べられていた。
「かぁーちゃん、切符買っとこか？」「今更買ったってねぇ〜」結婚１３年も経つとこんなもんである。
結局、ここでは子供のおもちゃを入れる為の幸福駅名入り手提げ袋を一つ買っただけ。（あっし自身へのお土産は線路にあった敷石をひとつ持ってきちゃいましたぁ＾＾；；）
ついでにお店の人に
「帯広に向かっているんだけど何処か子供が遊べる牧場はないすかねぇ」と尋ねてみた。
「帯広だったら花畑牧場へ行ってみれば？ほら、田中義剛の」へぇ〜、あの牧場って帯広にあったんだぁ。んじゃ、そこ行こう（＾＾）
帯広に近づくにつれ、真っ直ぐな道が増えてくる。
そして国道から地方道路に入ると、まさしく"北海道ぉ〜！"といった先が霞むほどの直線道路である。これほど真っ直ぐな道は今まで見たこともないので不思議な感じすら覚えちゃう。
花畑牧場に着いたのはお昼を大分過ぎた頃だったので、めちゃくちゃ腹が減っていた。
そこで目に飛び込んできたのが"バーベキュー"の看板！「牛食うべ！牛食うべ！（＾＾）」
量の割に値段も良心的で、炭火で焼く肉も美味しく、これは絶対お勧めだ。
飯の後は牧場に入りいよいよ牛乳の出番！厳密に言えば『十勝牛乳』ではないのかも知れないが十勝平野が示すように広い意味で"十勝"の名が使われているので、ここの牛乳も『十勝牛乳』とする！（笑）
息子は立て続けに２杯飲み大満足。どれどれ、んじゃあっしも・・・。ゴクッンゴクッン・・・プハァー！美味いなぁ〜（＾＾）
娘はまだ牛乳が飲めないので、お決まりのソフトクリームを顔中に付けながらペロペロ。
「あははは（笑）なんだぁ〜梨沙ぁ〜アイス怪獣みたいだぞー！」兄ちゃんの笑い声につられて娘も一緒になってケラケラ笑っている。変な兄妹である。
半日をこの牧場で過ごした後、帯広のホテルへ行き、夕食は海の幸を満喫した。
部屋でテレビを見てくつろいでいると何やら北海道で事件があったようす。ぼぉーっと見ていたので始めは半分しか聞いていなかったがアナウンサーの『・・・広尾町・・・』の言葉に「んっ！？」広尾町は明日、遊びに行く予定のところだ。。。 |
やどろく伝記＞憎むなら貧乏を憎め！北海道貧乏旅２,４００ｋｍ＞８月８日
